「肩を触っていたらしこりのような物がある」
「ゴリゴリとつぶすと肩こりが解消される感覚はあるけど…」
「実際、しこりをつぶしても大丈夫なの?」
住吉鍼灸院・接骨院では、これまで多くの肩こりの方の施術を行ってきましたが、肩のしこりでお悩みの方は多くいらっしゃる印象です。
一般の方からすると、
- 肩のしこりって何者?
- つぶしても問題ないの?
- つぶしたほうが肩こりが改善される?
など、多くの疑問を持たれるのは仕方のないことだと思います。
肩のしこりは何者?原因は?
肩にできた硬いしこりのようなもの。一体これは何者なのか不安になりますよね。
以下では、肩にできるしこりが何者なのか?しこりができる原因と共にくわしく解説していきます。
ガングリオン・脂肪腫・粉瘤
ガングリオン・脂肪腫・粉瘤は、正確にはすべて異なるものですが、いわゆる「デキモノ」という分類ができます。
ガングリオンは、ゼリー状の粘液がたまってできたしこりが関節の周囲にでき、20~50代に多いことが特徴です。
脂肪種は皮膚下に発生するデキモノのなかでも最も多い脂肪腫で、肩のほかにも背中・首・手などに多く発症します。
粉瘤は老廃物が溜まった袋状のデキモノですが、炎症や巨大化のリスクがあります。
いずれも発症の明確な原因は明らかにされていません。
筋肉の硬結
肩のしこりの正体はデキモノ以外にも筋肉の硬結があります。
硬結と言うと少し難しく思われがちですが、「筋肉が凝り固まっている」と言えば聞き馴染みがあるのではないでしょうか。
筋肉が凝り固まる代表的な原因は、使い過ぎや負担による血流不足です。
長時間にわたるデスクワークやスマートフォンの使用によって、肩や首の筋肉が常に緊張状態に陥り、血液の循環が悪くなります。
その結果、筋繊維が硬くなり、肩こりや首こりの原因となるしこりが発症するのです。
これらのしこりは、放置すると肩こりだけでなく他の部位への痛みや頭痛を引き起こすこともあります。
肩のしこりをゴリゴリつぶすのはOK?
肩のしこりをつぶすのは、いかなる場合においても絶対にNGです。
たまに、力加減やポイントさえ合っていればつぶしても問題ないという旨の解説をしている記事を見掛けますが、国家資格「マッサージ師」の見解では、力加減やポイントが合っていてもつぶすのはやめるべきだと考えます。
では、なぜ肩のしこりをつぶすのはダメなのでしょうか?実は、肩のしこりをつぶすと以下のような悪影響を及ぼすリスクがあるのです。
感染のリスク
肩のしこりをつぶすことによる悪影響の代表は「感染のリスク」です。
しこりを自分で無理に潰すと、皮膚が破れてバイ菌が侵入する可能性が高くなります。その結果、感染症が引き起こされ、症状が悪化するリスクがあるのです。
感染が悪化すると、痛みが強くなるだけでなく、腫れや赤み、さらには発熱などの全身症状が出ることもあります。
炎症悪化のリスク
硬いしこりをつぶすと、炎症が悪化する危険性があります。
しこりができる原因のひとつとして、トリガーポイントが挙げられますが、トリガーポイントは、筋肉の血流を妨げ、痛みを引き起こす硬い部分のことです。
トリガーポイントを無理につぶすと、周囲の組織にさらなるダメージを与え、炎症がひどくなることがあります。
炎症が悪化すると、肩や首の痛みが増すだけでなく、頭痛や五十肩、四十肩といったさらなる症状が現れる可能性もあるため、注意が必要です。
周囲組織への影響のリスク
しこりをつぶすと周囲の組織にも悪影響を及ぼすことがあります。
筋肉や皮膚、血管や神経など、しこりの周囲には重要な組織が密集しています。
強引にしこりを押しつぶすことで、これらの組織を傷つけてしまうことがあるのです。
とくに、肩や首は筋肉や血管が密集しているため、無理にしこりをつぶすと広範囲にわたって悪影響が及ぶ可能性があります。
肩のしこりを解消するためのセルフケア方法
肩のしこりを解消するためのセルフケアは以下の方法をお試しください。
軽いストレッチ&体操
凝り固まった筋肉を解きほぐすセルフケアでおすすめの方法が軽いストレッチや体操です。
とくにラジオ体操は、全身の関節をまんべんなく動かすことができる専門家も口を揃えて絶賛する体操のため、ぜひ実践しましょう。
ストレッチを行うときの注意点は伸ばし過ぎないこと。伸ばし過ぎは凝り固まった筋肉にとっては逆効果となる場合があるため、少し物足りない程度のストレッチにとどめておくのがベストです。
アイシング
凝り固まった筋肉は炎症を引き起こしている場合があるため、アイシングがおすすめです。
氷水で20分ほど患部を冷やしてあげると痛みが緩和され、次第に硬さが解消される効果が期待できます。
注意点は冷やしすぎないこと。時間は20分ほどで全身が冷えないよう温かい室内でアイシングを行うようにしましょう。
肩のしこりは病院で治る?
肩のしこりがガングリオン・脂肪腫・粉瘤である場合、病院へ行けばしこりを除去してくれる可能性があります。
とくに粉瘤の場合は症状が悪化してしまうリスクを考えると、手術によって除去するほうが良いと判断されるケースもあるため、まずは病院へ行き担当の医師とよく相談されることをおすすめします。
一方、肩のしこりが筋肉の硬結だった場合は医療機関において行うことは簡単なリハビリテーションとなるため、特効薬があるわけではありません。
肩のしこりは整骨院・鍼灸院で改善する?
肩のしこりがガングリオン・脂肪腫・粉瘤だった場合、整骨院・鍼灸院で改善させることは難しいでしょう。
気をつけていただきたいのが、経験や判断力の乏しい施術者がガングリオン・脂肪腫・粉瘤に気づかずにしこりをゴリゴリとつぶすように揉みほぐしてしまうケースです。
この場合、症状の改善はおろか悪化のリスクが高まってしまうため、来院者にとってはお金を支払って症状を悪化させているという最悪のケースになりかねません。
整骨院・鍼灸院へ行くさいは、信頼のできる経験年数や実績のある施設へ行かれることをおすすめします。
肩に関するお悩みは神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院へ
神戸市で肩に関するお悩みをお持ちの方は、東灘区「住吉鍼灸院・接骨院」へお越しください。
住吉鍼灸院・接骨院では、肩だけにとらわれない全身調整法を行うことで、体のバランスや歪みを確実に整え頑固な肩こりを解消させることができます。
また、日頃からの体の使い方や姿勢の注意点など、肩こりをくり返さないための生活アドバイスも丁寧に行わせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。
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