
「変形性股関節症は立ち仕事が原因?」
神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院では、変形性股関節症にお悩みの多くの人が連日来院されていますが上記のような質問をよく受けます。
たしかに、なかなか改善しない変形性股関節症の原因が仕事環境にあるのでは?と疑念を抱く気持ちは自然なことです。
とくに、股関節をはじめとした下半身へ負担が掛かりやすい立ち仕事をされている人はその気持ちが強く出てしまうでしょう。
本ページでは、立ち仕事をして変形性股関節症に悩まされている人へ向けて「変形性股関節症と立ち仕事の意外な関係」を神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院がわかりやすくお伝えさせていただきます。
変形性股関節症と立ち仕事は関係ある?
立ち仕事は変形性股関節症の原因となることがあります。
理由は明白で、股関節への負担が掛かりやすいからです。
では、立ち仕事を辞めれば変形性股関節症が改善するのかといえば、必ずしもそうではありません。
変形性股関節症の原因とは?
立ち仕事は変形性股関節症の原因となることがあります。
ただし、変形性股関節症の原因は立ち仕事だけではありません。
以下では、変形性股関節症の原因として代表的なものをご紹介しますので、ご自身の状況と照らし合わせながらご覧ください。
臼蓋形成不全
変形性股関節症の原因のほとんどが臼蓋形成不全によるものです。
股関節には「臼蓋」と呼ばれるお皿のようなものがあり、その臼蓋に大腿骨と呼ばれる足の骨の先端部分がはまるようにして股関節が形成されています。
しかし、このお皿のような臼蓋が小さい・狭いなどの形成不全を起こし、股関節に負担が掛かってしまい痛みを生じるのが「臼蓋形成不全」です。
女性に多く、臼蓋形成不全の自覚がないまま年齢を重ねるにつれて股関節へ痛みが出てくることがあります。
日本人に臼蓋形成不全が多い理由は、股が開かないおむつや抱っこ紐などの着用によって外側から股関節を押し付けるような圧力が加わってしまうことだと言われています。
現代のおむつは、昔のものとは違いその点に配慮したものがほとんどのため、臼蓋形成不全の人口自体は今後減少傾向にあるかもしれません。
遺伝
臼蓋が小さく狭いことにより、大腿骨と呼ばれる足の骨がはずれてしまう「先天性股関節脱臼」は、およそ3割以上に遺伝性が認められているとの報告があります。
もし、ご自身と血縁関係のある女性に先天性股関節脱臼の既往歴がある場合は、一度くわしい検査を医療機関等で受けられることをおすすめします。
肥満
体重が増加すれば、股関節に掛かる負担は大きくなります。
そのため、肥満は変形性股関節症の原因として注目されていますが、専門家のなかには肥満と変形性股関節症には直接の関係性はないという見解を報告されている方々もいます。
変形性股関節症は立ち仕事を辞めるだけでは改善しない場合がほとんど
変形性股関節症の原因のほとんどが臼蓋形成不全によるものであることを考えると、立ち仕事を辞めても変形性股関節症の根本改善にはならないことは容易に想像ができます。
もちろん、少しでも股関節への負担を減らすためにデスクワークメインの仕事に転職するという方法はありますが「転職」という大きな決断のわりには見返りが少なかったと後悔してしまうこともあるでしょう。
とはいえ、小さく・狭くなった臼蓋を大きくするのは手術以外では不可能です。
では、変形性股関節症を改善するにはどうすればいいのか?
おもな治療方法を解説していきます。
変形性股関節症の治療方法
変形性股関節症の治療方法は大きくわけると以下のふたつになります。
- 保存療法
- 手術療法
では、ひとつずつ具体的な方法をあげながら解説をしていきます。
運動療法(保存療法)
運動療法の目的は、臼蓋形成不全に耐えうる体づくりです。
股関節の周りには多くの筋肉や靭帯が存在します。
これらひとつひとつを機能的に働かせることができれば、股関節への負担が軽減され、変形性股関節症による股関節への痛みが解消効果が期待できます。
運動療法の内容は、ストレッチや体幹トレーニングがメインとなり、症状の度合いによってウォーキングや水中ウォークなどを適宜実践していくことがほとんどです。
運動療法は簡単に実践できる方法のため、誰でも気軽に行うことができますが、実践方法を間違うと股関節に余計な負担を掛けてしまい症状の悪化につながるリスクも含んでいるため、専門スタッフの指示に従うようにしましょう。
生活指導(保存療法)
変形性股関節症は、ご自身の日頃からの生活習慣が原因で着実に進行してきた疾患です。
つまり、ご自身の生活習慣はしっかりと見直し改善しなければ、変形性股関節症の根本改善はあり得ません。
生活指導では、普段の生活行動や住居環境などをヒアリングしたのちに、股関節への負担が大きそうなものも取りのぞいていく作業が行われます。
とくに、以下のような生活環境は変形性股関節症を悪化させるリスク要因となるため注意が必要です。
- 床に座り込む生活
- 和式トイレ
- あぐら・横座り
- 脚組み
- スリッパを履くことが多い
細かいことですが、このような生活を続けていくと着実に股関節への負担が大きくなります。
他にも多くの生活指導の内容がありますので、専門スタッフの指示を確実に守ることが大切です。
薬物療法(保存療法)
薬物療法でよく使用される薬は「消炎鎮痛剤」です。
つまり、股関節の炎症を抑え痛みを緩和させる薬が処方されます。
おもには内服薬がメインで処方が行われます。痛みの状態などをみて注射による投薬が行われる場合もありますが、薬物療法に頼りきってしまうと副作用や効果の半減などのリスクを伴うこともあるため注意が必要です。
手術療法
保存療法でも思うように改善しない場合の最終手段として手術療法が行われる場合があります。
手術療法にはさまざまな方法がありますが、代表的なものを以下で紹介します。
人工股関節置換術
いわゆる「人工関節」と呼ばれる方法で、手術療法のなかでも一番聞きなじみのある方法ではないでしょうか。
人工関節置換術は、その名前のとおり、股関節を人工のものに置き換える手術方法で最後の手段です。
ただし、置き替えた人工関節の交換はおよそ20年に一度行う必要があるため、手術の実施時期の判断が難しい点がデメリットとなります。
股関節鏡手術
股関節鏡手術とは、股関節の周囲に小さな穴をあけたのち、小さなカメラと手術器具を取り付けた道具を通して股関節のクリーニングや縫合を行う手術です。
人工股関節置換術とは違い、小さな手術痕で体への負担を少ないため、第一選択として用いられることが多い手術方法です。
変形性股関節症でお悩みの方は神戸市東灘区「住吉鍼灸院・接骨院」へ
変形性股関節において、手術はできるかぎり避けたいと思う気持ちは多くの人の共通だと思います。
そんなときは一度、神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院へお越しください。
住吉鍼灸院・接骨院では「全身調整法」と呼ばれる、独自の整体技術で変形性股関節でお悩みの多くの方に連日ご来院いただいております。
変形性股関節で長年お悩みの方でも、痛みの緩和や改善は十分に可能です。
まずは、ダメもとの気持ちで構いません。
一度、神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院へお越しください。
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