変形性股関節症を本気で改善したいとお考えの人は「生活環境」の見直しが必要不可欠です。
とくに「椅子生活」は、変形性股関節症を改善させるために今すぐでにも整える必要があります。
では、なぜ変形性股関節症には椅子生活がベストなのか?床生活の何が悪いのか?
本ページでは、変形性股関節症と椅子生活をはじめとした生活環境について、神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院がくわしくお伝えさせていただきます。
本気で変形性股関節症を改善したいとお考えの人は最後までご覧ください。
変形性股関節症には椅子生活が良い理由
変形性股関節症に対して椅子生活が良い理由は以下の点から「股関節症への負担が掛かりにくいから」です。
- 股関節を過度に動かす必要がない
- 立ち座り時の股関節への負担が少ない
ただし、椅子生活といって何でもよいわけではありません。
変形性股関節症のためのおすすめ椅子生活
変形性股関節症のための椅子生活には「椅子」と「座り方」に条件があります。
以下の条件にご注意いただきながら椅子生活を行うことで、股関節への負担が効果的に軽減するため、ぜひお試しください。
椅子の条件
変形性股関節症の椅子生活で使用するおすすめの椅子は以下のような特長をもった椅子です。
- 座面が硬め
- 座面がフラット
- 膝の角度が90度以上になる
基本は上記3つの条件を兼ね備えた椅子をご用意ください。
座面は柔らかいものよりも硬いものがおすすめです。柔らかい座面の椅子は、座り心地が良いため多くの人が購入してしまいがちな椅子ですが、実際にはお尻が沈み込むことで腰や股関節に大きな負担が掛かります。そのため、座り心地は劣っても硬めの座面の椅子を選ぶほうがよいでしょう。
また、座面の形はできるかぎりフラットのものがおすすめです。座り心地を優先するために座面の形がついた椅子などがありますが、股関節に負担を掛けてしまうリスクもあるためおすすめできません。
最後に、座面の高さは膝が90度(直角)に曲がるものがおすすめです。座面の低い椅子やローソファーなどは膝が90度よりも鋭角に曲がり、股関節が過度に屈曲してしまうため負担が掛かりおすすめできません。
椅子生活をはじめるときは、以上の条件を思い浮かべながら椅子探しをしてみてください。
座り方の条件
股関節に負担が掛かりにくい椅子の座り方は以下のとおりです。
- 椅子に深く座る
- お尻を後ろに出すように座る
- 肩の力を抜いて座る
椅子に座るときの基本は「骨盤を立てるように座る」です。
骨盤を立てて座ることで、お尻の骨の「面」で座ることができるため、より安定した椅子座りができます。
骨盤を立てて座る方法は上記の条件と同じように、座るときにお尻を深く後ろに出すように座ります。スクワットの実践経験がある方は、スクワットのフォームと同じ要領で座ると正しい座り方が実践できますのでお試しください。
変形性股関節症で床生活がおすすめできない理由
変形性股関節症において床生活はできるかぎり避けるべき生活スタイルです。
では、なぜ床生活がおすすめできないのでしょうか。
おもな原因を以下でお伝えさせていただきます。
股関節が過度に使用される
床生活では、以下の座り方をしている人がほとんどではないでしょうか。
- あぐら
- 横座り
- 正座
これらは、いずれも股関節を過度に曲げたり捻ったりする座り方です。
床生活での座り方において、股関節に負担が掛からない座り方はほとんどありません。
したがって、変形性股関節症の人にとって床生活はおすすめできない生活スタイルということになります。
立ち座りに負担が掛かる
床生活では立ち座りに体への負担が掛かりやすいというデメリットがあります。
このデメリットは、単に立ち座りという動きにおける体への負担だけをもたらすのではなく「立ち座りが億劫」という心理から日常生活の行動量が減少してしまうリスクがあります。
つまり、立ち座りがめんどくさいからなるべく動かないようにするという蓄積が慢性的な運動不足をもたらし、股関節をはじめとした各関節や筋肉を衰退させてしまう点が大きなデメリットです。
変形性股関節症の対策
「変形性股関節症は一生改善しない」
このような言葉を稀に耳にしますが、間違いです。
ただしい対策をとることができれば、変形性股関節症は予防&改善できます。
以下では、変形性股関節症に対する多くの施術経験をもつ神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院が、変形性股関節の対策をお伝えさせていただきます。
運動・ストレッチ
変形性股関節症は股関節に負担を掛けすぎることはいけませんが、股関節を動かなさすぎてもいけません。
この塩梅が難しいところですが、自身できる安全な運動では水中ウォークや自転車エルゴメーターなどがおすすめです。
ストレッチやヨガも内容によってはおすすめできるものもありますが、自己流での実践は症状の悪化につながるためご注意ください。
姿勢&生活環境の見直し
姿勢の見直しは変形性股関節症の対策にはとくに重要です。
とくに、以下のような姿勢には十分ご注意ください。
- 脚を組むクセがある
- あぐらをかくクセがある
- 横座りをするクセがある
このような姿勢は、股関節に大きな負担を掛けてしまいます。
とくに、脚組みやあぐらは骨盤のバランスを歪め股関節に負担がかかるため、今すぐにでも辞めるべき姿勢です。
適正体重の管理
体重が重くなり肥満状態になると、各関節への負担は増大します。
もちろん、股関節も例外ではないため、適正体重の管理が必要です。
適正体重の目安は以下の計算式を目安としてみてください。
BMI = 体重(kg) / (身長(m) × 身長(m))
計算例として、体重が70kg、身長が1.75mの場合:
BMI = 70 / (1.75 × 1.75) ≈ 22.86
計算したBMIの値を以下のように解釈することが一般的です。
- BMI 18.5未満: 低体重(やせすぎ)
- BMI 18.5 – 24.9: 正常体重
- BMI 25 – 29.9: 軽度の肥満
- BMI 30以上: 中等度以上の肥満
変形性股関節症にお悩みなら神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院へ
変形性股関節の対策をご紹介しましたが、自分ひとりでは不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
もし現在、変形性股関節症にお悩みなら一度、神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院へお越しください。
住吉鍼灸院・接骨院では、以下の施術方針により連日、変形性股関節症でお悩みの多くの方にご来院いただいています。
股関節症だけにとらわれない全身調整
変形性股関節症の原因は、股関節だけにあるわけではありません。
住吉鍼灸院・接骨院では、変形性股関節症に対しても股関節だけでなく全身へのアプローチを行います。
体のあらゆる場所に潜んでいる原因を見逃すことなく、的確にアプローチすることで頑固な変形性股関節症でも改善を目指すことが可能です。
丁寧なヒアリング&アドバイス
日常生活においての注意点や、自分でできるストレッチなど。
変形性股関節の対策について専門スタッフが丁寧にアドバイスさせていただきます。
分からないことや不安なことは何でもご質問ください。
懇切丁寧にご説明させていただきます。
まずはお気軽にご相談ください
もし悩まれている方は、一度、ご相談ください。
相談は無料で行っております。
電話で予約する場合
↓
078-855-6615