股関節部に痛みを感じる。
このような症状が出たときに「何か悪い病気なのでは?」と心配になる気持ちはよくわかります。
また、中高年層であれば「歳のせいかも?」と思える股関節の痛みでも、20代前後の若年層であれば心配は一層強くなることでしょう。
本ページでは、変形性股関節症をはじめとした股関節の痛みと若い女性の関係について、神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院がわかりやすく解説いたします。
現在、股関節の痛みを抱えている若年層の方はぜひ、最後までご覧ください。
変形性股関節症は若い女性でも発症する?
変形性股関節症は若い女性でも発症することがあります。
一般的に変形性股関節症の好発年齢は40~50歳ですが、あくまでも目安となるため若い女性でも変形性股関節症の発症はめずらしいことではありません。
変形性股関節症が若い女性でも発症する理由
変形性股関節症が若い女性でも発症する理由のひとつとして「臼蓋形成不全症」があります。
臼蓋形成不全症とは、股関節の凹凸を形成する「寛骨臼」と呼ばれる凹の部分の形成が不十分のため、凸部分の大腿骨頭の衝撃が強く伝わり痛みを生じる疾患です。
臼蓋形成不全の原因は、生まれつきの先天性によるものもありますが、多くが胎児期のおむつや抱き方が発端によって臼蓋形成不全を起こすものです。
近年では、おむつの発達や抱き方等の教育により以前と比較すると胎児期が原因による臼蓋形成不全は減少傾向にはありますが、男性と比較すると女性が多いことから女性特有の骨盤の構造が原因とも言われているため、臼蓋形成不全の根絶には至っていません。
臼蓋形成不全を起こしていても、すぐに股関節の痛みなどの症状が出るわけではなく、加齢とともに股関節への負担が強くなり痛みが出現することが大半のケースです。
しかし、臼蓋形成不全という変形性股関節症になるきっかけは幼少期の頃から持ち続けているため、若年層で発症してしまうこともめずらしいことではありません。
変形性股関節症の症状
変形性股関節症の症状は個人差がありますが、初期の頃には立ち上がるときや歩きはじめるときに股関節に痛みを感じることが代表的な症状です。
症状がひどくなると、歩くだけでも痛みが出たり、何もしていない安静時にも股関節部に痛みを感じることがあります。
また、日常生活ではズボンや靴下を履くなどの動作が難しくなり、家事や掃除などの立ち仕事が辛くなります。
足の長さが一方だけ短く見えるなどの外見的な症状がでることも特徴です。
若いうちからできる変形性股関節症対策
「変形性股関節症は治らない」
このような言葉を耳にすることがありますが、まったくの誤解です。
ましてや、まだまだ若いうちから股関節の痛みに諦めを感じる必要はありません。
では、若いうちからしておいたほうがよい変形性股関節症の対策とはどのようなものがあるのでしょうか?
変形性股関節症の施術に長年携わっている神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院がお伝えさせていただきます。
運動・ストレッチ
人の体は動かさなければ動かなくなります。これは股関節も例外ではありません。
ただし、臼蓋形成不全を起こした股関節にとって、無理な運動は症状悪化につながるため禁物です。
股関節に無理な負担を掛け過ぎずにできる運動でおすすめなものは水中ウォーク。
水のなかで歩くことで股関節に負担を掛けずに水圧による適度な関節運動が行えます。
そのほかにも、ストレッチやラジオ体操や体幹トレーニングなどもおすすめ。
ヨガなどを行う場合は、股関節に負担の掛からないポーズを選ぶ必要があります。
姿勢&生活環境の見直し
日常生活において、知らず知らずのうちに股関節に負担を掛けていることがあります。
とく代表的なものが「姿勢」と「生活環境」のふたつ。
- 脚を組むクセがある
- あぐらをかくクセがある
- 横座りをするクセがある
- 床の生活がメイン
- 家に椅子がない
このような姿勢&環境での生活は股関節に大きな負担を掛けてしまいます。
とくに、脚組みやあぐらは骨盤のバランスを歪め股関節に負担がかかるため、今すぐにでも辞めるべき姿勢です。
また、家のなかに椅子がひとつもない場合は何かひとつ椅子を準備しましょう。できるかぎり床に座る時間を短くすることも変形性股関節症の対策になります。
適正体重の管理
体重が重くなり肥満状態になると、各関節への負担は増大します。
もちろん、股関節も例外ではないため、適正体重の管理が必要です。
適正体重の目安は以下の計算式を目安としてみてください。
BMI = 体重(kg) / (身長(m) × 身長(m))
計算例として、体重が70kg、身長が1.75mの場合:
BMI = 70 / (1.75 × 1.75) ≈ 22.86
計算したBMIの値を以下のように解釈することが一般的です。
- BMI 18.5未満: 低体重(やせすぎ)
- BMI 18.5 – 24.9: 正常体重
- BMI 25 – 29.9: 軽度の肥満
- BMI 30以上: 中等度以上の肥満
変形性股関節症だと思ったらどうすればいい?
変形性股関節症の症状に思いあたる節がある人の場合、適切な行動は一度「医療機関」を受診することです。。
医療機関でくわしい検査を受ければ変形性股関節症の診断や臼蓋形成不全の有無を知ることができます。
このような検査や診断が受けられるのは医療機関のみで、整骨院や整体院では残念ながら受けることができません。
ただし、変形性股関節症の原因のなかには姿勢の歪みなどのバランスによるものもあるため、このような原因の改善には整骨院や整体院に通院をするという選択肢もあります。
変形性股関節症にお悩みなら神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院へ
もし現在、変形性股関節症にお悩みなら一度、神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院へお越しください。
住吉鍼灸院・接骨院では、以下の施術方針により連日、変形性股関節症でお悩みの多くの方にご来院いただいています。
股関節症だけにとらわれない全身調整
変形性股関節症の原因は股関節だけにあるわけではありません。
このような状況で、股関節だけに施術を実施しても思うような結果が出ないのは当然です。
住吉鍼灸院・接骨院では、変形性股関節症に対しても全身への施術を行います。
体のあらゆる場所に潜んでいる原因を見逃すことなく、的確にアプローチすることで頑固な変形性股関節症でも改善を目指すことが可能です。
丁寧なヒアリング&アドバイス
施術をするだけが整骨院の仕事ではありません。変形性股関節症を悪化させない・痛みを出させないための日常生活のアドバイスも整骨院の重要な仕事です。
決して、その場だけの満足にとどまらないように、ご自宅でできるセルフケアの方法や日常生活の注意事項をわかりやすくお伝えさせていただきます。
わからないことや心配ごとは遠慮なさらずにお話ください。懇切丁寧に対応させていただきます。
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相談は無料で行っております。
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