- 腰痛だけど立つと楽になる
- でも、座ると腰痛がひどくなる
- 座ると痛いけど立つと楽になる腰痛って何?
「座ると腰が痛いけど、立つと楽になる」
このような腰痛を発症したとき、「わたしの腰ってどうなっているの?」と不安な気持ちになりませんか?
腰痛そのものを軽視し過ぎるのはおすすめしませんが、不安な気持ちを抱えてストレスを感じることは、症状の悪化につながるため避けたいところです。
本ページでは、そのようなお悩みを抱えている人へ「長く座っていると腰が痛くなるけど、立つと楽になる症状の原因と対処法」を神戸市東灘区「住吉鍼灸院・接骨院」が分かりやすくお伝えさせていただきます。ぜひ、お役立てください。
座ると腰が痛い主な原因
座ると腰が痛くなる場合、考えられる原因は大きく3つに分かれます。
- 椎間板への負担
- お尻まわりの筋肉と神経への圧迫
- 座り姿勢そのものによる負担
どの方向で考えるかを見分ける入口になるのが、「立ち上がると楽になるかどうか」です。
立つと楽になる場合は、座った姿勢で腰やお尻にかかる負担が主な要因である可能性が高くなります。反対に、立っていると痛みやしびれが強くなり、座ると楽になるという場合は、まったく別の状態を考える必要があります。この違いについては次の章でくわしくお伝えします。
座ると痛い・立つと楽な腰痛の正体(原因)とは?

座ると痛い・立つと楽な腰痛の原因として考えられるものは以下の6つです。
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
- 坐骨神経痛
- 内臓疾患
- 筋力の低下
- 姿勢の悪さ
これから分かりやすく説明していきます。
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは、腰の骨(腰椎)と腰の骨(腰椎)の間に存在する椎間板に起きる状態です。
椎間板の中央部にはゲル状で粘り気に富む「髄核」があり、その周辺部を同心円状に層をなす「線維輪」が取り囲んでいます。この髄核が背側に飛び出して症状を引き起こすものが椎間板ヘルニアです。
飛び出した髄核が腰の骨の後方にある神経に触れることで、腰痛やしびれなどの症状が出現します。
坐骨神経痛に似た症状が出ることも珍しくないため、座ると痛いのに立つと楽に感じるといった場合があります。
出典:Mindsガイドラインライブラリ「腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン」患者さんのための解説
◎腰椎ヘルニア持ちはどんなマットレスを選ぶべき?神戸市の接骨院が解説⇒
腰部脊柱管狭窄症
腰の骨(腰椎)の後ろにある脊柱管と呼ばれる神経の通り道が狭くなる状態です。下半身にしびれが出ることもあります。
ここで正確にお伝えしておきたい点があります。腰部脊柱管狭窄症は、本ページのテーマとは逆の出方をするのが典型です。
狭窄症では、しばらく立っているだけで太ももからふくらはぎ、すねにかけてしびれや痛みが出るとされています。そして前かがみになるとしびれや痛みは楽になり、座ったり、自転車に乗ったり、ショッピングカートを押したりすると症状が楽になると説明されています。しばらく歩くとお尻から下の痛みやしびれが出て歩きにくくなるものの、少し休めばまた歩き出せる状態は「間欠跛行」と呼ばれます。
つまり「座ると痛い・立つと楽」という訴えは、狭窄症の典型とは反対の出方になります。狭窄症を疑って調べていた方は、別の要因を考えたほうがよい可能性があります。ただし、狭窄症がありながら座り姿勢による負担が別に加わっている場合もあり、決めつけは禁物です。立っているときと座っているときのどちらで症状が強いかを整理しておくと、医療機関での相談がスムーズになります。
出典:公益財団法人 運動器の健康・日本協会「整形外科が答える!腰部脊柱管狭窄症の基礎知識」
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、お尻から太ももの裏側にかけて存在する坐骨神経がさまざまな要因によって刺激され、痛みやしびれを出す症状のことです。
坐骨神経がお尻にあるため、床や椅子に長く座っているとお尻が圧迫され、痛みやしびれが強く出ることがあります。
立ち上がると痛みやしびれが軽くなる人もいますが、症状の出る個人差は大きく、しばらくしても痛みもしびれも全く取れないという人もいます。
内臓疾患
消化器系(胃・十二指腸潰瘍、胆石)・泌尿器系(前立腺癌、尿路結石)などの内臓疾患では、腰に痛みを感じることがあります。
立ったときに痛みが楽になるかどうかは個人差がありますが、姿勢を変えても痛みが変わらない、安静にしていても痛むという出方をすることが少なくありません。姿勢との関係がはっきりしない腰痛は、まず医療機関で調べることをおすすめします。
◎腰痛が実は癌だったケース&接骨院として伝えたいことを解説⇒
筋力の低下
姿勢を正しく保つために必要な「脊柱起立筋」「大腿四頭筋」「腸腰筋」などの筋肉。
これらの筋力が低下してしまうと、姿勢の歪みや崩れのリスクとなってしまいます。崩れた姿勢のまま椅子に座ると、かけてはならない負担が腰やお尻にかかることも。
負担がかかる状態が続けば「椅子に座ると腰が痛い」と感じるようになる可能性は十分にあります。
姿勢の悪さ
脚を組む、横座り(俗に言うお姉さん座り)、体育座りなどの姿勢は不良姿勢と言われ、体のバランスを崩したり歪みを生むリスクがあります。
体の歪みやバランスの崩れを放置したまま日常生活を過ごすと、些細なきっかけでも腰やお尻に負担が集中し、痛みにつながることがあるため注意が必要です。
◎歩けないほどの「腰痛」が急に来たときの対処法を神戸市東灘区の接骨院が解説⇒
座っている時間が長いと腰が痛くなる場合
座った直後は平気なのに、しばらく座っていると痛くなってくるという場合、原因は病気そのものよりも座り方と座る時間にあることが多くあります。見直す順番をお伝えします。
座面と骨盤の角度を見直す
長く座ると痛くなる方に共通しているのが、骨盤が後ろに倒れた状態で座っているという点です。骨盤が倒れると腰が丸まり、腰とお尻に負担が集中します。
座面の見直しは次の順番で行ってください。
- 1. 足の裏全体が床につく高さに椅子を調整する
- 2. 股関節と膝がおよそ90度になる位置に座る
- 3. お尻を背もたれの根元まで引く
- 4. 腰の後ろにすき間ができる場合はクッションか丸めたタオルを入れる
- 5. 座面が柔らかく沈む場合は、硬めの座布団を1枚敷く
浅く腰かけて背もたれに寄りかかる座り方は、骨盤が後ろに倒れる典型的な姿勢です。心当たりがある方は、まずお尻を奥まで引くところから試してください。
連続して座る時間を区切る
姿勢を整えても、同じ姿勢を続けること自体が負担になります。どれだけ良い姿勢でも、同じ場所に圧力がかかり続ける状態は変わらないためです。目安として、30分から1時間に一度は立ち上がってください。立って歩く時間は30秒程度でも構いません。座ったまま腰を浮かせる、足を組み替える、背もたれから体を離すといった小さな動きでも、圧力のかかる場所が変わります。
デスクワークの方は、タイマーを使って区切るのが最も続きます。「痛くなってから立つ」ではなく「痛くなる前に立つ」という運用に変えてください。
なお、痛みが強くて座っていられない、座る動作そのものができないという場合は、座り方の工夫で対応できる段階を超えています。安静にしていても痛みが引かない、発熱をともなう、しびれや力の入りにくさが広い範囲に出ているといった場合は、腰痛の危険信号(レッド・フラッグ)として挙げられている項目にあたります。
当院でもこうした訴えのある方には、施術より先に医療機関で調べていただくようおすすめしています。原因を確かめたうえで施術に入るほうが、結果的に近道になるためです。
出典:一般社団法人 新居浜市医師会「腰痛における危険信号(レッド・フラッグ)」
座ると痛い・立つと楽な腰痛の対処方法
では、座ると痛いが立てば楽な腰痛の症状が出た時の「すぐにできる対処法」をお伝えします。
ぜひ、今後の参考になさってください。
ストレッチ

長く座っていると痛みが出る場合、お尻の筋肉が凝り固まっている状態であることが多いため、大殿筋・梨状筋といった筋肉のストレッチが用いられます。
手順は次のとおりです。
- 1. 足を伸ばし、骨盤から上が90度になる姿勢で床に座る
- 2. 片方の膝を抱えるようにして、反対側の足のほうへ交差させる
- 3. お尻に伸びを感じるところで止め、そのまま30秒キープする
- 4. 膝の角度と足の向きを変えて伸びを調整する
- 5. 左右それぞれ2〜3回行う
注意することは痛みがひどいときは実施しないこと。また、伸ばし過ぎは筋肉への負担がかかり症状悪化につながるリスクもあるため「ほどよく気持ち良い」程度にとどめておくことが大切です。
また、就寝前に過度なストレッチをすると睡眠の質を低下させるリスクがあります。遅くとも寝る2〜3時間前までに実施することをおすすめします。
アイシング&入浴
痛みを感じた場合、基本としてはアイシングをおすすめします。
アイシングには炎症を落ち着かせ、痛みを和らげることが期待できるため、お尻の痛みが出ている部位を冷やしましょう。アイシングの手順は次のとおりです。
- 1. アイスバッグ(氷のう袋)を用意する。手元になければ厚手のビニール袋で代用する
- 2. 氷を入れたのち、少量の水を入れる(氷同士がくっ付くのを防ぐためなので少しでよい)
- 3. 痛みのある部位に当てる(ビニール袋を使う場合は薄手のタオルを一枚挟む)
- 4. 時間は15〜20分を目安にする
- 5. いったん外し、できれば3〜4時間後に再度行う
冷やし過ぎは体の冷えや皮膚の障害につながるため、目安の時間を超えて続けることは避けてください。
また、冬場などでアイシングが辛いと感じるときは、38〜39℃程度のぬるま湯のお風呂に15分程度浸かる方法もあります。
ツボ押し
セルフケア方法として広く知られているツボ押し。人体には360以上のツボがあり、それぞれに役割が違ってきます。
腰痛の緩和に用いられるツボはいくつかありますが、今回はツボ刺激が自分でできる場所をふたつほどご紹介します。
腰腿点(ようたいてん)

手の甲にあるツボです。
人さし指と中指の間、薬指と小指の間にあります。親指の指先をゆっくり押し込むように刺激します。1か所につき30秒を目安に、左右どちらの手も行ってください。
委中(いちゅう)

膝の裏にあるツボです。
膝裏のくぼみの部分の中央にあります。親指の腹、または指先で深くゆっくりと押します。痛気持ちいい程度の力で、1か所につき30秒を目安にしてください。
◎参照:腰痛の治し方|即効性が高い5つの対処法を神戸市の接骨院が解説⇒
座ると痛い・立つと楽な腰痛は神戸市東灘区住吉鍼灸院・接骨院へ

座ると痛いのに立つと楽な腰痛を根本から改善したい場合は、神戸市東灘区「住吉鍼灸院・接骨院」にお任せください。
住吉鍼灸院・接骨院では、腰痛の原因にしっかりと目を向けるために丁寧なヒアリングと観察を行い原因の特定を行います。
また、腰だけにとらわれない全身への施術を行うことで、神戸市内のどこの整骨院へ行っても思うような改善効果がみられなかった腰痛でもしっかりと改善へと導くことができます。