神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院には、連日多くの患者さんが来院されていますが、腰椎椎間板ヘルニアをお持ちの方も多く来院されています。
ヘルニアの改善のために、日常生活の過ごし方からトレーニング指導まで幅広いアドバイスをさせていただくために、ヒアリングを重視しているのですが、患者さんからの質問で「ヘルニア持ちの人ってどんなマットレスに寝るのが良いのかな?」という質問を多くいただきます。
確かに、近年では店舗販売からネット販売まで数多くのマットレスが存在しているため消費者としては迷いが生じてしまいますよね。
ましてや、ヘルニア持ちの人にとっては「普通の人と同じマットレスでも良いのかな?」「特別、腰へ負担の掛からないマットレスにするべき?」など、様々なお悩みをお持ちだと思います。
そんなお悩みを解消していただくべく、本ページでは腰椎椎間板ヘルニアの人におすすめのマットレスの選び方を分かりやすく解説していきたいと思います。ぜひ、今後のマットレス選びの参考になさってください。
ヘルニア対策としてのマットレスの硬さは「硬め」をおすすめします。
腰に負担を掛けないマットレスは柔らかめのものをイメージされる方も多いでしょうが、柔らかいマットレスは睡眠中の姿勢を崩すリスクがあるためおすすめできません。
例えば、マットレスが柔らかすぎてお尻・腰が沈み込むような睡眠姿勢になってしまうとヘルニアの悪化が懸念されます。
一方、硬めのマットレスであれば安定感があるため睡眠中の姿勢が崩れづらいです。
ただし、硬すぎるマットレスはお尻や背中に負担を掛けやすいデメリットもあるため、適度な硬さのマットレスを選ぶようにしましょう。
具体的な数字は「140~170N」ほどの硬さ表記のマットレスがおすすめです。
マットレスの素材は、ウレタン・ファイバー・コイルなどがありますが、それぞれのマットレスにメリット&デメリットがあるため以下表をご参照ください。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ウレタン系 | ・安価なものが多い ・反発力が高い |
・通気性の悪いものがある ・保証年数が短め |
ファイバー系 | ・通気性が良い ・水洗いができる |
・熱に弱い ・高価なものが多い |
コイル系 | ・反発力が高い ・寝心地が良い |
・高価なものが多い ・体圧分散性が低い |
ラテックス系 | ・体圧分散性が高い ・反発力が高い |
・通気性が悪い ・高価なものが多い |
それぞれのメリット&デメリットを加味したうえで、ヘルニア対策としておすすめの素材は「ウレタン系」「コイル系」です。
両者のマットレスには高い反発力があり、睡眠中の寝返りをサポートしてくれます。ヘルニアのような腰痛の症状がある疾患は、睡眠中に腰の筋肉へ負担を掛けないことが大切です。
特に、女性やご高齢の方など筋力に不安を抱える方には反発力の高さを重視したマットレス選びをおすすめします。
ヘルニア対策のマットレスを選ぶときに意外と知られていないポイントは「保証制度」です。
どんなに専門家がおすすめのマットレスを紹介したとしても、マットレスの合う・合わないはふたを開けてみるまでわかりません。
また、店舗で実際にマットレスに寝てみて購入をしても、実際に数週間使用し続けなければ本当の効果はわかりません。
つまり、マットレスは「実際に使用してみなければわからない」ということです。
そのために必要なものが返品保証制度(トライアル制度)になります。
マットレスの中には「〇〇日間返品・返金保証付き」といった一定の使用期間中であればマットレスを返品できる制度を設けているものがあります。
ヘルニア対策のマットレスを選ぶときは必ず返金保証制度(トライアル制度)を設けているマットレスを選ぶようにして購入後の失敗のリスクを最小限に抑えましょう。
マットレスを替えるだけでは、当然ですがヘルニアは治りません。
質の高い睡眠をとるためには、寝具に加えて正しい寝方が重要になります。
では、どのような寝方がヘルニア改善に最適な寝方なのかを以下で解説していきます。
寝るときは、仰向けか横向きの姿勢で寝るのがベストです。
仰向けで寝ると、腰が辛い場合はタオルなどを用いて腰の負担を軽減させても構いません。
横向きで寝るときは、肩が潰れないように、少し肩をすかすような寝方がおすすめです。
うつ伏せ寝は、腰への負担が掛かりやすいためNG。
寝ているときは、起きているときの姿勢を再現するため、日頃からうつ伏せでスマホを触ったり本を読んでいる人は、その習慣を辞める必要があります。
ヘルニア対策として、寝返りをうつことは必要不可欠です。
寝返りのうちやすさを左右する要素は、大きくふたつあります。
ひとつめは、マットレスなどの寝具の要素。反発力が高いマットレスは寝返りのサポート性が高いためおすすめです。反対に低反発マットレスでは、寝返りがしづらくデメリットがあり、ヘルニア対策としてのおすすめ度は低いです。
ふたつめは、睡眠環境。寝返りをうつときには、相応のスペースが必要になります。例えば、お子さんやパートナーと密着するように寝ていたり、何か物を置いていたりすれば寝返りをうとうにもうてません。
このような環境では、適度な寝返りをうつことができず、腰に負担が掛かりやすくなってしまいます。
体内時計を整えて、質の高い睡眠をとることもヘルニア対策には重要です。
例えば、夜寝るまえはスマートフォンなどの光を遮る生活をして、朝起きたときには沢山の光を浴びると体内時計が正常化して睡眠の質が向上します。
また、寝る2~3時間前に入浴をすると、就寝時に適度に深部体温が下がり始めるためスムーズな入眠ができ睡眠の質が向上します。
このように、ただ寝るだけでも日頃からの工夫で睡眠の質を大きく向上させることができるのです。
◎入浴と腰痛の意外な関係とは?効果的なお風呂の入り方を神戸市の接骨院が解説⇒
ヘルニアとマットレスのお話をさせていただきましたが、根本的なヘルニア対策は、やはりプロの力が必要です。
神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院では、豊富な臨床経験と、最新の情報を常にスタッフ間で共有して目の前の患者さんに100%の施術をお届けできるよう日々準備しています。
もし、ヘルニア対策で通える整骨院をお探しであれば、一度当院へお気軽にご相談ください。どこよりも親身に丁寧に対応させていただきます。
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