坐骨神経痛のツボ|効果的な場所&押し方を神戸市の「鍼灸院」が完全ガイド

  • 坐骨神経痛を緩和させるツボを知りたい
  • ツボってどう押せば良いの?
  • とにかく早く坐骨神経痛を緩和させたい

坐骨神経痛でお悩みの方は多くいらっしゃいますが、共通している想いは「1日でも早く坐骨神経痛を治したい…」に尽きるでしょう。

実際、神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院にも連日多くの坐骨神経痛でお悩みの方が来院されていますが、とにかく今の痛みや痺れをいち早く取り除いて欲しいという声がよく聞かれます。

もちろん坐骨神経痛は一朝一夕で改善するものではありません。

それでも、痛みや痺れの緩和のためにできることはあります。

そのひとつが「ツボ」です。

本ページでは、鍼灸師在籍の住吉鍼灸院・接骨院が、坐骨神経痛に効果的なツボの場所や押し方を完全解説いたします。

ぜひ、参考になさってください。

鍼灸治療でも使われる「坐骨神経痛」に効果的なツボ

それでは早速、坐骨神経痛に効果的なツボを紹介していきます。

まずは以下の3つから。

このツボは鍼灸治療でも実際に刺激することのあるツボです。

 

 

  • 環跳(かんちょう)
  • 殷門(いんもん)
  • 金門(きんもん)

【環跳(かんちょう)】

▼ツボの場所

環跳は、お尻の外側部分にあるツボです。

腰の骨(腸骨)の一番出っ張った部分から真横に指3本分ほど移動した位置にあります。(お尻のくぼみに近い)

横向きに寝た状態で、上になった足の付け根あたりを触ると、指で押したときに強い痛みを感じる部分として見つけることができます。

坐骨神経が通っている場所でもあるため、坐骨神経痛の方は特に押すと痛みを感じやすいポイントです。

 

▼効果

環跳は坐骨神経痛の痛みを和らげる代表的なツボです。

このツボを刺激することで、お尻から太もも、ふくらはぎにかけての痛みやしびれの軽減が期待できます。

また、腰痛や股関節の痛み、下肢の冷えの改善にも効果があるとされています。

血行を促進し、筋肉の緊張をほぐす作用もあるため、長時間のデスクワークによる疲労回復にも期待できます。

 

▼ツボの押し方

横向きに寝た状態で、上になった足の環跳を押します。

親指で徐々に圧を加えながら、痛気持ちいいと感じる強さで押し続けます。

押す時間は片側1-2分程度を目安にしましょう。

円を描くようにゆっくりと刺激するのも効果的です。

力加減は痛みを我慢するほどの強さではなく、心地よく感じる程度に調整しましょう。

痛みを感じる側だけでなく、両側の環跳をバランスよく交互に刺激しましょう。

 

▼注意点

妊娠中の方は環跳への強い刺激は避けてください。

また、急性の怪我や炎症がある場合も刺激を控えめにする必要があります。

押した時に強い痛みを感じる場合は、その部分が炎症を起こしている可能性があるため、無理な刺激は避けましょう。

 

【殷門(いんもん)】

▼ツボの場所

殷門は、太もも裏側の中央寄りにあるツボです。

膝の裏のしわから、お尻の下端までを5等分したとき、膝から数えて2つ目の位置(下から約40%の位置)の、太もも裏側の中央線上にあります。

この場所は、坐骨神経が通る経路上に位置し、指で押すと特徴的な張りや痛みを感じる場所です。

正座やあぐらをかいた状態で、太もも裏の中央部を指で押していくと見つけやすいでしょう。

 

▼効果

殷門は、坐骨神経痛による下肢の痛みやしびれを和らげる効果があります。

特に、膝から下の痛みやしびれの改善に効果的です。

また、膝関節の痛みや腫れの軽減、下肢の血行促進にも役立ちます。

精神的な落ち着きをもたらす効果もあるとされ、不眠症の改善にも用いられるツボです。

 

▼ツボの押し方

仰向けか、うつ伏せの状態で膝を軽く曲げます。

指の腹を使って、徐々に圧を深めていきながら、痛気持ちいいと感じる強さで押します。1-2分程度、じっくりと圧をかけ続けます。

この際、円を描くように優しく刺激すると、より効果的です。

両側の殷門を順番に刺激することで、バランスの取れた効果が期待できます。

 

▼注意点

殷門の周辺には重要な血管や神経が通っているため、強すぎる圧迫は要注意です。

特に、足の血行に問題がある方は慎重に行う必要があります。

また、膝に炎症や腫れがある場合は、刺激を抑えましょう。

押した時に強い痛みや不快感を感じる場合は、すぐに中止してください。

 

【金門(きんもん)】

▼ツボの場所

金門は、外くるぶしの後ろ上方にあるツボです。

外くるぶしの後ろ側で、アキレス腱の外側に位置します。

くるぶしの高さから指2本分ほど上がった位置で、アキレス腱の外側のくぼみにあります。

足首を内側に曲げると、より見つけやすくなります。

 

▼効果

金門は、足首から足の裏にかけての痛みやしびれの緩和に特に効果的です。

坐骨神経痛による下肢の不快症状を和らげ、足首の柔軟性を高める効果があります。

また、むくみの改善や足のだるさの解消にも役立ちます。

自律神経系にも作用し、ストレス軽減や不眠症の改善にも効果があるとされています。

 

▼ツボの押し方

座った状態で、反対側の足を太ももの上に乗せます。

親指で金門を見つけ、徐々に圧を加えていきます。

この際、円を描くように優しく刺激しながら、1-2分程度押し続けます。

痛気持ちいいと感じる程度の力加減を心がけ、両足の金門を順番に刺激します。就寝前に行うと、リラックス効果も期待できます。

 

▼注意点

金門周辺は敏感な部分のため強い刺激は避けましょう。

特に、足首に炎症や腫れがある場合は注意が必要です。

また、糖尿病などで末梢神経に障害がある方は、刺激を控えめにする必要があります。

押したときに違和感や強い痛みを感じる場合は、すぐに中止し、必要に応じて医師に相談してください。

 

 

腰・お尻の痛みを和らげるツボ

先に紹介したツボは「坐骨神経」と関りが深いツボを紹介させていただきました。

次に紹介するツボは、坐骨神経痛だけでなく、体の痛みを緩和させるために効果的なツボです。

余裕があれば、こちらのツボも定期的に刺激させることで坐骨神経痛緩和の期待ができます。

 

 


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