突然おそってきた腰の激痛。
歩くことや動くことさえままならないけれど、すぐに整骨院に行かないと今後の生活に支障がでるのではないか。
そんなお悩みで、すぐに整骨院に行くべきか迷ったことはありません か?
結論をいえば、すぐに整骨院に行く必要はありません。
「なぜでしょうか?」
そこで今回は、ぎっくり腰になったときに「とるべき行動と理由」について解説します。
具体的な対処法なども紹介していきますので、いざというときにご活用ください。
立ち上がるのがつらいほど動けないぎっくり腰の場合は、すぐに整骨院や病院へ行く必要はありません。
理由は、無理をした場合、病院や整骨院に行くまでの移動や待ち時間で症状を悪化させる可能性があるためです。
ぎっくり腰になってしまった場合は、安静にして痛みや炎症がおさまり徐々に動けるようになってから、整骨院や病院に行くことが望ましいでしょう。
実は「ぎっくり腰」とは病名ではなく通称です。
本来医学的には「急性腰痛症」といいます。 腰部の筋肉・靭帯・腰椎椎間板などが損傷や炎症を起こすことによって発生し、一般的に、腰を曲げたり、物を持ち上げたりするさいに、腰に大きな負荷がかかったことが原因とされています。
ぎっくり腰の症状は、激しい腰痛や圧迫感です。
痛みは突然発生することが多く、腰から下肢にかけてのしびれを伴う場合もあります。
また、ぎっくり腰になると、日常生活に支障をきたすため、精神的な負担も大きくなりやすいです。
では、動けないほどのぎっくり腰になってしまった場合、具体的には何をすればよいのでしょうか。
すぐに自分でできる対処法を3点ご紹介します。
● アイシング(冷却)
● 安静
● 鎮痛剤
ぎっくり腰になった場合、アイシングは痛みの緩和や炎症の抑制に効果的な方法の1つです。
それでは、 アイシングを行うさいの手順をくわしくご紹介します。
1.患部を氷で冷やすためのアイスパック、または氷を入れたビニール袋を用意します。
2.アイスパックやビニール袋を薄手のタオルで包み、直接肌に触れないようにします。
3.アイシングをする箇所にアイスパックやビニール袋を当て、20〜30分間ほど冷やします。
4.2〜3時間おきに、1~3の手順でアイシングを繰り返します。 以上を手順どおりに行いましょう。
適切な時間と頻度で、凍傷にならないようにご注意ください。
動けないほどの状態のさいには、安静にすることが重要です。
安静にすることで、筋肉が痛んでいる部位に十分な血流が行き渡り、筋肉や神経が修復されるための必要な栄養素が供給され、痛みを軽減することができます。
無理をして動き回ることで痛みを悪化させ、回復までの時間がかかるリスクには十分にご注意ください。
しっかり安静にして回復を待つことが大切です。
ぎっくり腰は痛みが強く、日常生活にも大きな影響を及ぼすことがあります。
そのため、湿布、内服薬を含めた鎮痛薬は痛みの緩和に有効です。
鎮痛剤は、痛みを和らげるだけでなく、筋肉の緊張をほぐす効果もあります。
これにより、痛みを緩和すると同時に、筋肉の修復を促すことができるのです。
ただし、これはあくまでも痛みを一時的に緩和する効果だということ、服用のし過ぎは体に負担をかけることはあらかじめご理解ください。
ぎっくり腰のときにはしてはいけない対処方法があります。
以下の3つは間違って実践してしまうとかえって症状が悪化するリスクがあるためご注意ください。
● もみほぐし
● ストレッチ&運動
● コルセット
では。くわしく説明していきます。
ぎっくり腰は、腰まわりの筋肉や関節が炎症を起こしている状態です。
炎症を起こしている筋肉をもみほぐすことによって、これらの部位に過剰な圧力をかけることは、痛みを増悪させる可能性があります。
また、適切な方法でなければ、神経や血管を圧迫することで、しびれなどの別の問題を引き起こすこともあります。
ストレッチや運動を行い、腰まわりの筋肉や脊椎の関節に対して無理な力をかけることで、神経や血管が圧迫され、痛みや違和感が増加し、症状を悪化させる可能性があります。
また、無理な姿勢での運動やストレッチを行うことで、筋肉や関節への負担が増強するため注意が必要です。
ぎっくり腰になったさいには、安静時にコルセットを巻く必要はありません。
むしろ、コルセットを巻かずに自然な姿勢で安静に過ごすことで、腰まわりの筋肉や関節が自由に動くことができ、血行が良くなり、炎症や腫れの回復が促進されます。
ただし、動くときには、腰に負担をかけないようにコルセットを巻き、腰をサポートしましょう。
コルセットを巻いたまま長時間過ごすことは避け、適度な運動やストレッチを取り入れることで、腰の回復を促すのがおすすめです。
ぎっくり腰になったさいには、まずは安静にすることをおすすめしてきましたが、すぐに整骨院に行くべきぎっくり腰もあります。
代表的な特徴は以下の3つです。
● 痛いながらも動ける
● 2~3日経っても症状が変わらない
● しびれがある
痛いながらも動けるぎっくり腰は、症状が比較的軽い場合に該当します。
しかし、痛みがある場合には無理な動きや姿勢をとることで症状が悪化する可能性があるため、早めに整骨院に来院し、適切な施術を受けることが重要です。
早期に施術を受けることで、痛みの緩和や機能回復の促進が期待できます。
逆に、放置すると症状が悪化し、痛みが強くなって動けなくなる可能性があるため、早めに整骨院に来院することをおすすめします。
ぎっくり腰は、症状によっては2~3日で自然に回復する場合がありますが、症状に変化がない場合や悪化している場合は、早めに整骨院で施術を受けることが重要です。
とくに、痛いながらも動ける場合には、患部の筋肉が硬くなり、関節が固定されてしまう「筋緊張性ぎっくり腰」に移行する可能性があるため、早期に施術を受けることが望ましいでしょう。
整骨院では、予防や再発防止のアドバイスも受けることができます。
正しい姿勢やストレッチ、運動などを指導してもらい、健康な体作りに役立てることができます。
ぎっくり腰で強いしびれなどの神経症状がある場合は、腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症の疑いがあります。
整骨院では、強いしびれの原因疾患を特定することができないため、適切な対処方法を提供することが限られています。
ぎっくり腰で強いしびれがある場合には、整骨院ではなく、専門的な医療機関である病院を受診することをお勧めします。
突然おそってきて、日常の生活をおびやかすぎっくり腰。
動けないほどの痛みがある場合は、まずは安静にし、ある程度痛みがおさまってから整骨院へ行くようにして下さい。
神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院では、ぎっくり腰の症状の緩和だけでなく、再発を防ぐための全身調整を行っています。
痛みやしびれ、違和感の原因となる筋肉や神経、関節を詳しくチェックし、根拠に基づく理論で施術計画を立てます。
症状に合わせた施術や、再発予防のためのアドバイスを行っているので、ぎっくり腰の症状でお困りの方は、神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院にお気軽にご相談ください。
もし悩まれている方は、一度、ご相談ください。
相談は無料で行っております。
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