こんなお悩みはありませんか?
現代社会では、仕事のストレスや不規則な生活により、自律神経のバランスを崩しやすい環境にあります。
神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院には、このような自律神経の乱れに悩む患者さんが数多く来院されます。東洋医学では、体にある特定のツボを刺激することで、自律神経のバランスを整えることができると考えられています。
今回は、自宅でも簡単に実践できる自律神経を整える効果が期待できるツボを5つご紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。
ツボ刺激は東洋医学において、自律神経のバランスを整える効果的な方法のひとつです。そんな自律神経とツボの関係を少し説明していきます。
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つに分けられ、私たちの意識とは無関係に体の機能を調節しています。
交感神経は「活動モード」を担当し、仕事や運動時に心拍数を上げ、血圧を高めて体を活発にします。
一方、副交感神経は「リラックスモード」を担当し、休息時に心拍数を下げ、消化機能を促進して体を回復させます。
現代人は、慢性的なストレスにより交感神経が優位になりがちで、このバランスが崩れると様々な不調が現れます。東洋医学では、体には「経絡」という気の流れる道があり、その要所である「ツボ」を刺激することで、気の流れを整え、自律神経のバランスを回復できると考えられています。
鍼灸治療では、これらのツボに鍼や灸を用いて刺激を与えますが、指圧によるツボ押しでも一定の効果が期待できます。ツボ刺激により血流が改善され、筋肉の緊張がほぐれ、神経系の働きが整うことで、自律神経のバランス回復につながるのです。
数多くあるツボの中から、自律神経の調整に特に効果が期待できる代表的な5つのツボを厳選してご紹介します。
これらのツボは比較的見つけやすく、自宅でも安全に刺激できるため、日常のセルフケアに取り入れやすいのが特徴です。
合谷は「万能のツボ」とも呼ばれ、自律神経の調整に最も頻繁に使われるツボのひとつです。
手の甲側で、親指と人差し指の骨が合流する部分のやや人差し指寄りにあります。
このツボを探すときは、親指と人差し指の間の水かき部分から、人差し指の骨に向かって押していくとへこんだ部分があります。そこが合谷です。反対側の手の親指で、骨に向かって垂直に押すように刺激します。合谷は特に不安や緊張を和らげる効果があり、ストレスが溜まったときや人前で話すときなどに押すと心が落ち着きます。また、頭痛や肩こり、歯痛にも効果があるとされています。仕事中でも人目を気にせずに刺激できるため、最も実践しやすいツボです。
百会は頭頂部にあるツボで、「百の経絡が会う場所」という意味があります。
両耳を結んだ線と、鼻の中心から後頭部に向かって引いた線が交わる点に位置します。頭頂部の最も高い部分と考えてよいでしょう。
百会を刺激するときは、中指の腹を使って、頭の中心に向かって垂直に押します。頭皮を動かすように、ゆっくりと圧を加えていきます。強く押しすぎると頭痛の原因になることがあるため、気持ちよいと感じる程度の圧力で行います。
このツボは自律神経全体の調整に効果があり、特に頭がぼんやりする、集中力が続かない、めまいがするといった症状に有効です。また、不眠症の改善にも効果が期待でき、就寝前に刺激すると質の良い睡眠につながります。
神門は手首の内側にあるツボで、「心の門」という意味があります。
手のひら側の手首の横じわで、小指側の端にある骨の出っ張りのすぐ内側にあります。
神門を見つけるには、手首を軽く曲げて横じわを作り、小指側の腱の内側を探します。軽く押すとへこんだ感じがする場所が神門です。親指の腹で、手首に向かって垂直に押すように刺激します。このツボは精神的な不調に特に効果があり、不安感、イライラ、不眠、動悸などの症状に有効です。ストレスによる食欲不振や消化不良にも効果があるとされています。電車の中や会議中でも自然に刺激できるため、日常的に活用しやすいツボです。
内関は手首の内側、手首の横じわから指3本分肘に近い部分にあります。手首の中央を通る2本の腱の間に位置しています。
内関を探すときは、手のひらを上にして、手首の横じわの中央から肘に向かって指3本分の距離を測ります。そこで軽く押すとへこみがあり、圧痛を感じる場所が内関です。親指の腹で、腕の中心に向かって押すように刺激します。
内関は吐き気や胸のつかえ感を伴う自律神経症状に特に効果があります。乗り物酔いや妊娠中のつわり、ストレスによる胃の不調などに用いられます。また、心臓の動悸や不整脈、胸の苦しさなどの循環器症状にも効果が期待できます。
足三里は膝のお皿の下にあるツボで、東洋医学で最も重要なツボの一つとされています。膝のお皿の外側下端から指4本分下にあり、すねの骨の外側のくぼみに位置します。
足三里を探すときは、膝を曲げて座り、膝のお皿を手で覆います。中指の先端が当たる部分の外側で、すねの骨のきわにあるくぼみが足三里です。親指の腹で、すねの骨に向かって押すように刺激します。
このツボは体力回復と胃腸機能の改善に優れた効果があります。消化不良、食欲不振、腹痛、下痢などの胃腸症状に効果があり、全身の疲労回復にも役立ちます。「歩けなくなったときでも足三里を押せば3里歩ける」という言い伝えがあるほど、体力増強の効果が認められています。
ツボ押しの効果を最大限に得るためには、正しい方法で行うことが重要です。
力加減やタイミングを誤ると、期待する効果が得られないだけでなく、かえって体調を悪化させることもあります。
まず、力加減については「痛気持ちいい」程度の圧力を心がけましょう。強く押しすぎると筋肉が緊張し、逆効果になることがあります。特に首や頭部のツボは、強い刺激により頭痛やめまいを引き起こす可能性があるため注意が必要です。
押し方は、ゆっくりと3〜5秒かけて圧を加え、同じ時間をかけて離します。これを3〜5回繰り返すのが基本です。呼吸を止めずに、息を吐きながら押すとより効果的です。ツボ押しに適した時間帯は、体がリラックスしている入浴後や就寝前です。血流が良くなっているため、ツボ刺激の効果が高まります。逆に、食事直後や飲酒後、発熱時は避けましょう。
また、妊娠中の方は特定のツボを避ける必要があるため、事前に専門家に相談することをおすすめします。ツボ押し中に気分が悪くなったり、痛みが強くなったりした場合は、すぐに中止してください。
自律神経を整える方法としてツボ押しは効果的です。
ただし、やはりセルフケアでは限界を感じてしまうのも事実。そんなときはひとりで悩まずに専門機関を頼りましょう。
神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院では、自律神経を整える整体&鍼灸治療を行っています。これまで自律神経を整えるために色々と頑張ってきたけど思うような効果が得られなかった方は一度当院へお越しください。一緒に改善への道を見つけていきましょう!
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