首の痛みが左側だけに出る場合、その原因は様々です。
神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院においても、首の痛みで来院される方は多く、左側の痛みを訴える方はみなさん「何が原因なの?」と不安を口にされます。
本ページでは、そんな当院での施術経験をもとに、左側だけに首の痛みが出る原因と具体的な対処法を詳しく解説します。自宅でできるセルフケアから、専門的な施術法まで、痛みの改善に役立つ情報をお伝えさせていただきますので最後までご覧ください。

首の痛みが左側だけにでる場合の主な原因は以上の7つです。
では、ひとつずつ解説していきます。
姿勢の偏りや癖は、首の痛みが左側だけにでる原因のひとつです。
デスクワークやスマホ操作の際、無意識に体を左に傾けたり、首を左に曲げたりする癖はありませんか。パソコンのモニターが体の正面ではなく斜めに配置されていると、常に首を片側に傾けた状態で作業することになります。
スマホを見る時も、左手で持って左側に首を傾ける習慣があれば、左側の筋肉に持続的な負担がかかやすくなります。また、寝る時にいつも左側を下にする向き癖がある方も、左側の首に負担がたまりやすくなります。
このような姿勢の偏りは、短期間では気づきにくいものですが、数ヶ月、数年と続けば、左側の筋肉だけが慢性的に緊張し、痛みとして現れる可能性は十分にあります。
筋肉の使い方や偏りも首の痛みが左側だけにでる原因のひとつです。
右利きの人は、右手で作業する際に体を左に回旋させることが多くなります。その結果、左側の首から肩にかけての筋肉に負担がかかりやすいのです。また、いつも同じ側の肩にバッグをかける習慣も、筋肉の使い方の偏りを生み出します。
また、重いバッグを左肩にかけ続けると、左側の僧帽筋が常に緊張状態になります。この筋肉の過緊張が首の付け根の痛みにつながることも少なくありません。
スポーツでも、テニスやゴルフなど片側だけを使う動作が多い競技では、筋肉の発達に左右差が生まれます。この筋力のアンバランスが、首の片側だけの痛みを引き起こすこともあります。
長期間の姿勢の偏りや筋肉の緊張は、頸椎のバランスを崩す原因となります。
本来、頸椎は緩やかなカーブを描いていますが、片側への負担が続くと左右のバランスが崩れてしまいます。頸椎の椎間関節に左右差が生じると、左側だけに痛みが出現します。関節の動きが悪くなった側に炎症が起こり、周囲の筋肉も硬くなるという悪循環に陥りやすくなります。
この状態が続くと、左側の関節に負担が集中し、慢性的な痛みとして定着してしまいます。朝起きた時や長時間同じ姿勢でいた後に痛みが強くなるのが特徴です。
頸椎症や椎間板ヘルニアで左側の神経根が圧迫されると、左側だけに痛みが現れます。
神経が圧迫される場合、首の痛みだけでなく、腕や手にしびれが出ることも特徴的です。椎間板ヘルニアは、椎間板の中身が飛び出して神経を圧迫する状態です。左側のヘルニアであれば、左側の首から肩、腕にかけて痛みやしびれが走ります。首を後ろに倒したり、左に傾けたりすると痛みが増すことが多いでしょう。
頸椎症は加齢による変性で、骨の変形や椎間板の変化によって神経が圧迫される状態です。40代以降に多く見られ、朝の起床時に痛みが強い傾向があります。
朝起きた時に突然左側の首が痛い場合、寝違えの可能性が高いでしょう。
寝違えは、不自然な姿勢で長時間寝ていたことで、左側の筋肉が急性の炎症を起こしている状態です。枕の高さが合っていない、マットレスが柔らかすぎる、寝返りが打ちにくい環境などが寝違えの原因となります。特に左側を下にして寝る習慣がある方は、左側に負担がかかりやすく寝違えを起こしやすいと言えるでしょう。
寝違えによる痛みは、通常2〜3日から1週間程度で自然に改善します。ただし、適切な対処をしないと痛みが長引いたり、慢性化したりすることもあるため注意が必要です。
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ストレートネックも首の左側が痛み原因になります。
本来、頸椎は前方に緩やかなカーブを描いています。しかし、長時間のスマホやパソコン作業で前かがみの姿勢が続くと、このカーブが失われてストレートネックになってしまうのです。
ストレートネックになると、首の筋肉にかかる負担が増加します。特に姿勢の偏りがある場合、左側の筋肉により強い負担がかかり、左側だけに痛みが出現することがあります。
ストレートネックは単なる姿勢の問題ではなく、頭痛、肩こり、めまいなど様々な症状を引き起こす可能性があります。早めの対処が重要です。
稀なケースですが、内臓の問題が首の痛みとして現れることがあります。
特に注意が必要なのは、心臓疾患による関連痛です。心筋梗塞や狭心症では、左肩や左首に痛みが放散することがあります。
このような場合、首の痛みに加えて胸の圧迫感、息苦しさ、冷や汗などの症状を伴うことが特徴的です。首の痛みだけでなく、こうした症状がある場合は直ちに医療機関を受診してください。
また、肺や食道の問題でも首に痛みが出ることがあります。通常の首の痛みとは違う感覚がある場合、内臓由来の可能性も考慮する必要があるでしょう。
左側の首の痛みを感じたときの対処法を解説していきます。
首肩のストレッチは、筋肉の緊張をほぐし首の痛みの軽減に効果的な対処法です。
ただし、無理をせず、気持ち良い程度の強さで行いましょう。
まず、右手で頭の左側を軽く押さえ、ゆっくりと右側に倒します。左側の首筋が伸びるのを感じながら、20〜30秒キープ。これを3回繰り返しましょう。呼吸は止めず、ゆっくりと深呼吸しながら行うのがポイントです。
次に、右手で左肩を下に軽く押さえながら、頭を右に傾けます。同様に20〜30秒キープし、3回繰り返しましょう。
ストレッチは朝起きたとき、仕事の合間、入浴後など、1日3〜4回行うと効果的です。痛みが強い場合は中止し、無理のない範囲で続けるようにしてください。
温めることも首の痛みには効果的です。
首を温めると、血行が促進され、筋肉の緊張がほぐれるため次第に痛みが緩和されます。
温める方法は、カイロなどの乾いた熱で温めるより、蒸しタオルや入浴など湿気のある熱で温めると、体に熱がこもり過ぎないためおすすめです
首の痛みを根本的に解決するためには日頃の姿勢を見直す必要があります。
特にデスクワークの環境は重要です。モニターは体の正面に配置し、目線の高さは画面の上端が目の高さと同じくらいになるよう調整しましょう。椅子の高さは、足裏全体が床につき、膝が90度に曲がる高さが理想的です。
スマホを見る時は、スマホを目の高さまで上げて見るようにします。下を向いた姿勢は首への負担が大きく、ストレートネックの原因にもなります。意識的に視線を上げることが大切です。
枕の調整も首の痛みの緩和には重要です。
理想的な枕の高さは、仰向けで寝た時に首のカーブが自然に保たれる高さです。顎が上がりすぎたり、逆に下がりすぎたりしない、リラックスした状態が目安となります。横向きで寝る場合は、首と背骨が一直線になる高さがおすすめです。
実際に枕に寝てみたときは、仰向けで寝た状態で大きく呼吸をしてみましょう。高さが合った枕だと呼吸のしやすさを感じることができるはずです。
首の痛みが思うように緩和しない場合、医療機関や接骨院への通院の検討をおすすめします。
首は非常にデリケートな部位です。セルフケアでも一定の効果は期待できますが限界があります。
特に、首の痛みが続く場合や何度も繰り返すような場合は一度、専門家の力を借りることを視野に入れてみましょう。

首の痛みでお困りの方は、神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院へお任せください!
当院では、首の痛みに対して首だけの施術で終わらない全身調整法を取り入れています。全身の状態から首の痛みを原因を突き止め施術を行うことができるため、これまで首のもみほぐしを受けても効果が実感できなかった人には特におすすめです。
まずは一度お気軽にご体感ください!
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