背中の痛みを感じると、何か悪い病気なのでは?と心配になる気持ちは痛いほど理解できます。
神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院でも、連日のように背中の痛みを抱えた患者さんが来院されますが、みなさん同じような不安を口にされます。
おそらく、このページをご覧の方も背中の痛みでお悩みの方が大半でしょう。
しかし、右側という片側だけに痛みが出ていることで、更に不思議な気持ちと不安な気持ちが入り混じっているはずです。
本ページでは、そんな方へ「右側の背中が痛い原因」を詳しく解説させていただきます。もちろん、解消法も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
主な原因は以上の3つです。では、以下で詳しく解説していきます。
右側の背中が痛い原因は、筋肉痛や姿勢の乱れによるものが大半です。
例えば、デスクワークで長時間同じ姿勢を続けていると、肩甲骨まわりの筋肉が硬くなり、こわばりや鈍い痛みを感じるようになります。特に利き手が右の方は、マウス操作やスマートフォンの使用で右肩が前に巻き込む姿勢になりやすく、背中の右側に負担がかかりやすい傾向にあります。
また、日頃使っていない筋肉を使ったり、いつもと違う環境で過ごす時間が長いことなども筋肉に疲労を与えて痛みを出してしまいます。最近何か変わった日常を過ごしませんでしたか?もし、心あたりがあるなら、その環境が原因で背中に痛みを出している可能性があります。
肝臓、胆のう、腎臓の不調も右側の背中が痛くなる原因となります。
右側の背中には、肝臓・胆のう・腎臓といった重要な臓器が位置しています。これらの臓器に炎症や機能低下が起こることにより、背中や肩甲骨付近に痛みを感じるのです。
たとえば脂肪肝や胆石症では、右の肋骨下から背中にかけて鈍い痛みが出ることがあります。腎臓の炎症や結石では、腰に近い背中の痛みとともに、発熱や尿の異常が見られる場合も。これらの痛みは、内臓そのものではなく背中に「放散痛」として現れるため、見過ごされやすいのが特徴です。
ストレスや自律神経の乱れも背中の痛みと深く関係しています。
理由は交感神経にあります。交感神経とは、自律神経のなかのひとつで、筋肉を緊張させて体を戦闘モードに切り替える神経です。
強いストレスを感じると、この交感神経が優位になって全身の筋肉が緊張します。特に右側ばかりに負担がかかる姿勢や動作を日常的に行っている場合、緊張が右の背中に集中して痛みとして出現することがあるのです。
自律神経のバランスが崩れると、呼吸が浅くなり、肩甲骨まわりの筋肉がさらに硬くなるという悪循環に陥りやすくなります。
「右側の背中」と言っても範囲が広いため、少し部位を絞って考えられる原因を探っていきましょう。まず、ご自身の背中の痛みは具体的にどこが痛んでいるのかを確認してみてください。そのうえで、以下をご覧ください。
肩甲骨の下から右の脇腹にかけての痛みは、胆のうや肝臓の不調が関与している可能性があります。
特に食後に痛みが強くなる場合は、胆石症や胆のう炎を疑う必要があるでしょう。
一方で、肩甲挙筋や菱形筋といった肩甲骨まわりの筋肉が硬くなることでも、同じような場所に痛みが出ます。深呼吸をしたときや腕を動かしたときに痛みが増す場合は、筋肉や筋膜の問題である可能性が高いです。
背中の下部、腰に近い右側の痛みでは、腎臓の異常や腰背筋の緊張が原因として考えられます。腎盂腎炎や腎結石では、背中の痛みとともに発熱や血尿が現れることがあるため注意が必要です。
筋肉性の痛みの場合は、腰方形筋や脊柱起立筋の緊張によるものが多く、長時間の立ち仕事や中腰姿勢が続くことで痛みが出やすくなります。この場合は、姿勢を変えると痛みが楽になることが特徴です。
背骨のすぐ横、中心より少し右寄りの部分が痛む場合は、姿勢の偏りによる筋骨格系の問題であることが多くなります。骨盤の歪みや背骨のねじれがあると、背中の片側だけに負担がかかり、筋膜の癒着や筋肉のこわばりが起こりやすいのです。
また、椅子に座るときに右側に体重をかける癖がある方や、バッグをいつも右肩にかける方は、この部分に痛みが出やすい傾向にあります。

右側の背中の痛みを解消するためには以上3つを実践すればOKです。
では、具体的な実践方法を以下で解説していきます。
筋肉性の痛みには、温めることが効果的です。
蒸しタオルを痛む部分に当てたり、湯船にゆっくり浸かったりすることで、血行が促進されて筋肉の緊張がほぐれていきます。
温める際は、40度前後のぬるめのお湯で10〜15分程度が目安です。熱すぎるお湯は交感神経を刺激してしまい、かえって筋肉を緊張させることがあるため注意しましょう。入浴後は、体が冷えないうちにストレッチを行うとより効果的です。
肩甲骨を意識的に動かすことで、背中の筋肉をほぐし、血流を改善できます。
深呼吸と組み合わせることで、自律神経のバランスも整いやすくなります。
簡単な方法としては、両手を頭の後ろで組み、息を吸いながら肘を開いて胸を張ります。息を吐きながら、両肘を前に閉じていく動作を5〜10回繰り返しましょう。肩甲骨が動いている感覚を意識すると、より効果が高まります。
日常生活での姿勢改善は、痛みの予防にも再発防止にもつながります。
背筋を伸ばし、骨盤を立てて座るだけでも、背中への負担は大きく軽減されるのです。
デスクワークの際は、モニターの高さを目線と同じくらいにし、椅子の高さを調整して足裏全体が床につくようにしましょう。30分に一度は立ち上がって体を動かすことで、筋肉の緊張をリセットできます。また、足を組む・横座りをするなどの悪い姿勢を辞める意識を持つことも大切です。
以上のような痛みがあるケースでは、医療機関を受診するようにしましょう。適切な検査&診察を受けることが早期改善の第一歩になります。

神戸市東灘区の住吉鍼灸院・接骨院においても、背中の痛みに対する施術に対応しています。
当院では、痛みの場所だけにとらわれるのではなく、全身のバランスをくまなくチェックしたうえで原因特定と対策を施す「全身調整法」という独自施術を行っています。
思うように痛みが改善しないとお困りの方は、一度当院の全身調整法をご体感ください!
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